今回のルート
前日の記録はこちら
深夜に黒部五郎小屋を出発。黒部五郎のカールで朝焼けを見てから登頂。あとは新穂高まで下山です。
黒部五郎小屋から黒部五郎岳往復
カールの朝焼けを見るために深夜出発
朝日の迎え方は山頂で迎えるか、稜線の下でモルゲンロートを見るかの2つ。他には寝過ごすとか。今回は黒部五郎岳のカールのモルゲンロートを見ることにした。
この日の日の出は約4時50分頃。黒部五郎小屋を4時過ぎに出発。ヘッドライトをつけてカールへ。カールまでは下草も多く、朝露が多いので雨具を着用。その後、日の出頃にちょうどカールの雷岩付近に到着。
黒部五郎岳のモルゲンロート
しばらく待っていると、黒部五郎岳の山頂付近から赤くなり始め、カールの岸壁がきれいに色づいた。無事モルゲンロートを見たあとは、カールを登って黒部五郎岳山頂へ。
黒部五郎岳 山頂へ
カールを登るのがきつかったが、稜線に出れば頂上まではあっという間。
山頂からはカールの全貌、折立方面の薬師岳、鷲羽・水晶岳、槍ヶ岳〜穂高連峰が一望。数年前の雨の中の登頂のリベンジができた。
黒部五郎小屋に戻って朝ご飯&撤収
山頂で一休みしてから下山。黒部五郎小屋には8時ごろ到着。小屋ないのはすでに登山者はおらず、テント場も私のテントを含めて4張り程度。朝食を食べながら結露したテントを乾燥させる。
クロスオーバードームはシングルウォールのテントなので結露しやすいが、乾くのが早くて助かる。朝食終了時にはテントは問題なく乾燥した。帰りの荷物をパッキングして、テント場出発。
三俣蓮華岳への稜線歩きと双六小屋へ
雲ノ平を眺めながら三俣蓮華岳への稜線を歩く
帰りは小屋裏から急な上りとなり、のっけから疲れてしまうが、しばらく登ると稜線に上がり、早朝登った黒部五郎岳や雲ノ平周辺が一望できて、気持ちいい稜線歩き。
三俣蓮華岳まで上り、鷲羽岳を眺めてから双六小屋方面へ。
丸山〜中道経由、双六小屋へ
丸山付近では昨日と同じ様にガスが出てきたが、時々景色は見える状況。前日視界不良の中通った道が、以外と長いのに驚いた。
双六小屋について、昼食を食べて一休み。
双六小屋から新穂高登山口、そして鍋平への登り
弓折乗り越し、鏡平山荘経由でわさび平小屋へ
弓折乗越までは稜線を歩くが、あとは樹林帯に入っていく。昨日は午後は曇ってくれたので日差しが弱くて歩着やすかったが、今日は午後も日差しが強くて暑い。しかも標高を下げて行くので気温も更に上がる。鏡池山荘前は人もまばら。鏡池で休んでいる人も2人だけ。汗を書きながらひたすら下山。
秩父沢は相変わらず冷たい水で生き返る。ここでTシャツを洗ったりして一休み。あとは小池新道入り口まで一気に下る。石段が続くので歩きやすいが、ちょっと膝に負担がかかって来た。小池新道入り口に到着すると、あとは林道を歩くだけ。そうは言っても結構な距離を歩く。わさび平小屋まできて一休みした際に地図を確認したら、新穂高登山口まではまだまだ時間がかかることが判明し、けっこうがっかりしたりした。
新穂高登山口からは最後のお仕事、鍋平への登り
心を無にして歩いてようやく新穂高登山口到着。ちょっと休んでいるとこのタイミングで雨が降り出す。今回はここから最後に鍋平まで登るという修行が残っているので、頑張って鍋平まで歩いて登った。鍋平までは林の中だったので雨もそれほど気にならないが、蒸し暑かった。
無事登山者駐車場に到着し登山終了。
登山後は最寄りの温泉 ひがくの湯へ。
数年ぶりに来てみたら、登山者割引は終了していた。また大浴場前にあった痛み止めなどの下山後のケアグッズもなくなっていた。汚れた登山服を入れるビニール袋や使い捨て歯ブラシはあった。燃料費高騰のため、企業努力も限界なのだろう。それでも大きなお風呂で汗を流してストレッチできてさっぱりしました。また露天風呂も以前きたときから更に奥に増設されており、人気のほどがうかがえる。ひがくの湯訪問時は、夕方だったためか併設の登山者食堂は待ちの行列。盛況で何よりです。
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