守門岳 初冬の山スキーはヤブ多め

山スキー
この記事は約4分で読めます。

日本200名山の一つ、守門岳。袴岳を主峰に、青雲岳、大岳の三峰からなる越後の名峰のひとつです。標高1,537.2mで、残雪期には東洋一の大雪庇を見ることが出来ます。頂上からは浅草岳、越後三山、尾瀬燧ヶ岳(ひうちがたけ)、飯豊連峰などが一望できます。

今回のルート

冬季の登山口は、下記と違って麓から除雪されているところまで。新潟県南魚沼郡二分集落の先にある冬季除雪終点登から。冬季ルートは積雪量が少なく、ヤブだらけのため、スタート後はしばらく林道を利用。長峰からは保久礼小屋を経由し夏季ルート同様、尾根筋を大岳まで。

下山は長峰以降、夏季道路沿いに沿って下山です。

初冬の守門岳で山スキー

2023年12月30日はクリスマス前後にまとまった雪が降ったので、守門岳に山スキーへ。例年より積雪量が少ない状況でしたが、行けるところまで行ってみました。

二分除雪終点からスタート

到着時、出遅れたためすでに除雪終了点はほぼ満車。手前のスペースに駐車しスタート。
除雪終点からの道路上には雪が残っているので、はじめからシール歩行でOK。

通常の冬季ルートはヤブだらけ、雪少し

まだ積雪量が少ないため、冬季ルートは登る気にもならず。そのまま道路上の積雪を歩いて進みます。やがて道路も終わって沢沿いの道沿いに登ります。このあたりは雪もある程度残っていて、シールで登っていくことができます。

長峰からは再び道路上のルート

長峰からは保久礼駐車場までの車道上を歩きます。車道上なのでヤブに悩まされることはありません。車道終点の保久礼駐車場から少し下がったところで保久礼小屋到着。

保久礼小屋から尾根筋を登る

保久礼小屋からは尾根筋を登っていきます。夏季ルートとほぼ同じですが、標高の低いところはヤブが多め。キビタキ小屋を超えて暫く進むと樹林帯を抜けて、見晴らし良くなり、守門大岳が目の前に見えてきます。また同時にスノーモンスターが点在する雪原となり、先行した方のシュプールがきれいです。

守門大岳

大岳に登ると周囲の山並みが一望。遠くは東北最高峰、尾瀬の燧ヶ岳、越後三山、浅草岳、粟ヶ岳、飯豊連峰などが一望。大岳から青雲岳・袴岳方面に守門岳の稜線が続きます。まだ初冬のため雪庇は目立たず。

大岳からスキー滑走

大岳から樹林帯手前までは雪も軽くて滑りやすい。

上部は快適に滑れたが、少し下がると重い雪と藪のコラボで滑るのが一苦労

樹林帯に入ると湿った重い雪となって山スキー初心者にとっては難しいツリーラン。頻繁に止まっては滑っての繰り返しとなりました。もっと積雪があれば、背の低い木が埋まって、木の間隔も広くなって滑りやすくなるのでしょうか。結構疲れました。

保久礼小屋から保久礼駐車場まではシールを付けて登りました。シールを付けるのが面倒でスキーを担いで登ろうとしたら、足が太ももまで雪に埋まってしまう状況だったので、短い距離だけれどもシール使用。

保久礼駐車場からは車道をひたすら歩く

保久礼駐車場からは車道を歩きました。基本的に下り基調のため、シールを取ってスキーで自動運転できるかと思いましたが、滑れたのは一部だけで、8割ぐらいは歩く羽目になりました。猿倉山付近の砂防ダム付近では年末に気温が上がったため斜面の雪が車道に崩れてデブリが溜まっていました。このあたりからは斜度がより少なくなるので再びシール歩行。あとは除雪終了点までシール歩行で下山です。

大岳からの景色はきれい。冬季ならではのスモーモンスターも見れる。

積雪量が少ないときは、冬季ルートがヤブだらけで大変

コメント