雪山の登山方法

山スキー
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冬になれば、山には雪が積もります。そんな冬の登山は、天気が晴れていれば真っ青な青空と冠雪した山並みのコントラストで素晴らしい景色を見せてくれます。

そんな雪山登山にはさまざまな手段があり、登山の難易度や条件、個人の経験、嗜好によって選択する手段が異なります。以下は、一般的な雪山登山における主な手段です。

雪山の登り方

徒歩登山:

最も基本的な手段であり、雪山登山の主要な方法の一つです。特に積雪の少ない時期や簡単なルートでは、通常のハイキングやトレッキングのスタイルで行われます。雪面が凍結していたり、急斜面の場合はアイゼン・ピッケルを使用することもあります。雪があるので下山時の膝の負担が軽いです。雪が柔らかいときは踏み抜きなどで足が埋まるため、後述のスノーシューやワカンを使用したほうが楽です。

スキー登山:

スキーを利用して登山する方法で、スキーの先端に付けられたクランポンやスキンを使用して登り、下りを滑降します。雪山の広い範囲を効率的に移動することができます。ビンディングにヒールアップ機構があれば、急斜面でも足はフラットに近くなるので、上りやすくなります。なにより下山はスキーで滑降するので時間短縮かつ楽です。

スノーシュー(ワカン)登山:

スノーシューは広い板状の装具で、靴の底に装着して雪上を歩くためのものです。雪面に広い面積で浮かび、柔軟な移動が可能です。雪山でのアクセスや登山に適しています。降雪後は足が埋まるのでスノーシューやワカンを使用すれば、埋まりにくくなり、楽に歩くことが出来ます。

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スノーボード登山:

スノーボード担いで登る、またはスプリットボードでスキー同様にクランポンやスキンを使用して登り、山頂からスノーボードで滑降する方法です。スノーボード登山も雪山の広い範囲を効率的に移動できる手段の一つです。

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アイスクライミング:

氷や凍結した岩の斜面を登るスキルが必要なアクティビティです。アイスアックスやクランポンなどを使用し、氷壁を登ることが主な特徴です。雪山での登山経験が必要な場合もあります。ここまでできればかなりエキスパートレベルになると思います。

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以下はお金がある人など、特殊なケース。

  1. スノーモービル:
    • 雪上を走行するスノーモービルを利用して登山する方法もあります。ただし、これにはスキーモービルの運転技術が必要であり、自然環境への影響にも留意する必要があります。
  2. ヘリコプター:
    • 一部の雪山では、ヘリコプターを利用して標高の高いベースキャンプに到達し、そこから登山を始めることがあります。これは高地への迅速なアクセスを可能にしますが、コストがかかります。

山スキーとバックカントリースキー

私は徒歩登山→スノーシュー・ワカンで登山に移行し、現在スキー登山(山スキー)になっています。
バックカントリーと山スキーは同じ意味で使われることがありますが、スキーを使って冬季登山道を使って山頂を目指し登って景色を満喫→下山は滑りを楽しむというよりは滑って時短で下山するという感じです。

バックカントリーはパウダースノーを求めて手つかずの自然が残ったエリアに入って景色や滑りを楽しむという感じの印象です。いろいろな危険が伴うことや、それぞれのリスク・トラブルに十分に対応できる知識やスキル・道具などが必要になる、よりレベルの高いスノーアクティビティと思っています。

スキー板やブーツなど、通常の登山の装備以外に準備するものが必要だったり、スキー自体の技術も必要となりますが、積雪期限定の山スキーでまだ見ぬ景色に巡り会えるかもしれません。

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