奥穂高岳〜涸沢岳〜北穂高岳〜槍ヶ岳の縦走の記録です。
なぜ新穂高から登るのか
穂高連峰への玄関といえば上高地がメジャーかと思います。ですが上高地は
1)沢渡での駐車場が有料
2)上高地までのバスが有料
3)上高地に入れる時間が決まっている(深夜登山スタートができない)
4)上高地から結構な距離の林道を歩く
という条件があります。そこで私は新穂高登山口からスタートすることで上記の(個人的)難点を解消しました。
今回のルートはこちら
新穂高距離12km、累積標高2366mです。
前日は無料駐車場で車中泊
前日に市営新穂高第3駐車場(無料)へ。スノーシェッドの隙間から深山荘方面に出てすぐの駐車場です。8月3日金曜午後1845分に到着しましたが、8割程度が埋まっていました。
無料駐車場脇の深山荘で露天風呂で一汗流したあとは、コンビニで買った夕食食べて、前祝いに飲んで車中泊。
深夜に出発
新穂高登山口は出入りの時間制限はないので、深夜に出発も可能です。8月は日が昇ると暑くなるので暗いうちに出発すれば涼しい時間に距離を稼げます。
ということでこのときはAM3時に起床。いそいそと出発準備をして、AM3:30すぎに初めてのヘッドライト付けて登山開始。 駐車場からは他にも出発する方がいたので、後ろについて新穂高登山口まで。
新穂高登山口のトイレ・休憩所は24時間オープンしています。トイレを済ませて、いざ登山道へ。
新穂高登山口には複数の登山者がいましたが、何故か槍平方面に行く人は見かけず。そのためしばらく真っ暗な林道を一人で歩くことになりましたが、やがて薄明るくなって一安心。更に林道をひた歩き、出発から約90分で白出沢分岐に到着です。新穂高からでも約6kmは林道を歩きます。上高地だと、横尾までは結構歩くわりに標高上がらず大変です。ただ林道周辺の景色は上高地のほうがきれいですね。
白出沢から穂高岳山荘へ
ここから穂高岳山荘目指して登ります。 初めは林間→沢を橋で渡って沢沿いを登り→再び林間を登ってたどり着いたところは荷継沢。ここから延々岩だらけの沢を穂高岳山荘まで登ります。(※2017年当時の状況です。その後2021年に飛騨地方地震の影響で一時白出沢ルートは閉鎖されましたが2022年から再開通しています。2017年当時とは一部コース状況が異なる点がありますのでご注意ください)
白出沢は岩に書かれた目印と、登山道として作られた石組みを探しながら登りますが・・・・ とても大変でした。 沢から吹き下ろす涼しい風があったのが唯一の救い。 なかなか近くならない穂高岳山荘へひたすら登り続けてようやく穂高岳山荘に到着です。
奥穂高岳登頂
穂高岳山荘に到着後、テント場申し込み。このときはまだ空いてましたが、夕方には殆ど埋まってました。 穂高岳山荘のテント場は数が限られているので、初日に穂高岳山荘まで行く場合は、深夜に出発できる新穂高側からのアクセスが有利かと思います。
テントを設営後、ビールで乾杯後一休みしてから、奥穂高岳に出発。 途中、前回の白馬に引き続き雷鳥さん登場。今度は雛鳥もセットです。 登山道の前に鎮座してましたが、近づいてもほとんど逃げる気配なし。 一通り写真を撮ったら、奥穂目指して出発して、程なく奥穂高岳登頂。 しばらくジャンダルムや前穂高など、山頂からの景色を眺めてました。 その後はテントに戻って夕食&酒。このときに2日分として赤ワイン1本分をもってきてましたが、この日だけで飲みきってしまいました。 食後は、明日からの槍ヶ岳への縦走に備えて早々に就寝。
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