新穂高から黒部五郎小屋へ

登山
槍ヶ岳
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今回のルート

2023年8月の夏は黒部五郎岳へ。

新穂高登山口から双六小屋まで

お盆の新穂高登山口は激混み

2023年8月11日、仕事を終えてから夜に自宅を出発し、新穂高登山口へ。12日深夜2時過ぎに新穂高到着。今回は小池新道を通るので、深山荘前の無料駐車場に止めることができるといいのだが、駐車場の入り口に満車の表示とともに誘導員がいて、駐車場の中に入ることすらできず、門前払い。

仕方なく、鍋平の登山者駐車場へ向かうが、無料区画はすでに満車。一番離れた無料区画もすでに満車。恐るべし、お盆の新穂高。

さらにしかたなく、有料の登山者駐車場へ。ここは1日300円。夜間は係員がいないので、下山後、出る際にお支払いする方式。それでも、ここも9割程度埋まっていたので、もう少し遅い時間だったら車を止められないんじゃないかと思うほど。

無事駐車場についたら、徹夜で運転してきたので、3時間程度仮眠してから出発。

鍋平から新穂高登山口へ

登山者有料駐車場は無料駐車場に比べて新穂高登山口に下る登山道に近い。その分楽だが、できれば登山口に近いほうが良かったと思いながら登山道を下る。鉄製の階段等があり、夜間も通った事があるが、下りはそれほど苦にならない。林の中なので蚊とかいそうなので虫よけはしておいた方がいい。

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わさび平小屋の先、小池新道入り口まで、ひたすら林道を歩く

新穂高登山口からは左俣林道をひたすら歩く。あまり景色は良くないが、たまに笠ヶ岳の稜線がみえる。途中、ダムのあたりと、笠新道の登山口に清水が出ていて水補給可能。笠新道はまだ行ったことはないが、延々と急登で景色も変わり映えしないとのことで、なかなか行く気にならないが、通りかかったときにはちょうど笠新道を登る勇者がいた。わさび平小屋まではなだらかな上りで途中から砂利になるが、基本歩きやすい道。わさび平小屋の先にある小池新道入り口までは車が入っていける道となっている。

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小池新道で鏡平小屋まで。道は整備されているが、暑い!

小池新道入り口で左俣林道とお別れ。ここからは登山道となるが、結構整備されていて、石段が続くイメージ。右俣(槍平方面)の林道終点の白出沢から槍平小屋までに比べると格段に小池新道のほうが歩きやすい。ただ、2023年8月12日はとても暑くて、滝汗書きながら登る状況。風も弱くて、たまに風の通る道になると心地良い。途中にある秩父沢はまさにオアシス。まだ稜線まで長いが、ここで冷たい水で顔を洗ったり、帽子を濡らしたりした。これ以降は涸れ沢ばかりで冷水で涼を取れるところはない。途中に西穂高が見えたり、シシウドヶ原などの休憩する場所があるが、日差しが強くて休んでも暑くて大変。

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黙々と登ると、ようやく小屋まで5分の表示がでるが、ここからの上りが最後の追い込みとばかりに結構きつい。登り終えると右手に鏡池。この日は運良く槍から穂高まで池越しに見渡すことができた。写真では青空を鏡で写したようなきれいな池に見えるが、実際は黒っぽい池だったりする。鏡池のさき、すぐに鏡平山荘。鏡平山荘では名物のかき氷(600円)がある。これまでの灼熱の上りで疲れた体にかき氷がとても美味しい。鏡平山荘は水は500lm100円で購入可能。

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弓折乗越を超えて双六小屋へ

かき氷を食べて一休み後、弓折乗越へ。鏡平山荘は標高2300m付近だが、日が高くなって来たためが一向に涼しくならず、暑いまま。避暑に来たはずが、全くの誤算。だんだん足が攣りかけになってきたのでヒマラヤ岩塩タブレットを補給しながら登るも、途中でなくなってしまう。なんとか弓折乗越まで登って、救急セットに入れてあった芍薬甘草湯内服。弓折乗越あたりに来た頃には槍〜奥穂高などの標高の高いところにはガスが湧いてきた。早い時間に鏡池まで登っておいてラッキー。弓折乗越からはちょっと登ってあとは下り基調となるのでなんとか攣りそうになる足を騙しながら双六小屋に到着。途中で雷鳥親子やオコジョに遭遇。雷鳥はいつ見てもほっこりする。

双六小屋はテント場広い。水は無料で補給可能。

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登山の塩分補給にヒマラヤ岩塩タブレットがおすすめ

塩分補給に使ったヒマラヤ岩塩タブレット。コンパクトで持ち運び、飲みやすくて便利です。小分けパッケージでもないので、ゴミも出ないところもGOOD。

双六小屋から黒部五郎小屋へ

足が攣りそうなので双六小屋で泊まるか、黒部五郎小屋へ行くか?

ここまで足が攣りかけてやってきた。テント場を予約しているのは黒部五郎小屋なのだが、まだまだ上り下りの道が続く。いっそ今日は双六小屋止まりで、明日鷲羽岳に登って帰るかな〜、と鷲羽岳を眺めながら地図をみて一休みして、一時今後の方針を思案。

予約を取ってないので、双六小屋の受付に空きがあるか聞いて、「ない」と言われたら結構へこむ。そしてまだ時間はある。天気はガスが出てきて日差しが弱くなった。この先稜線歩きとなるので風は当たりやすい、そしてやはり今回は黒部五郎岳を見に行きたい!ということで気を取り直して出発。

三俣蓮華岳へ。ガスで景色が見えなさそうと理由をつけて中道に逃げる。

双六小屋から双六岳方面へ。曇りになって少し涼しくなったたか、芍薬甘草湯が効いてきたのか、釣りそうだった足が落ち着いた。涼しくなって良くなったのであれば、ちょっとした熱中症だったのかもしれない。丸山→三俣蓮華岳に向かうが、双六岳を登っていくルートはガスって景色が望めなそうなので、あっさり稜線を歩くルートは諦め、楽な方の中道へ。

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中道も、丸山まではそれなりに上る。

中道は楽といえども、円山まではそれなりに登る。周囲がガスったため、先が見えないことが幸いして登り返しの程度が見えず、黙々と登ることで無事丸山まで。途中、双六小屋の水源の一つの雪渓があったが、今年は雪渓が溶けるのが早いのか、この水源はもはや水涸れになっていた。今年は秋あたりになると水の確保が大変になるのかもしれない。鏡平山荘に登る途中に話した人は、三俣山荘の方から下山してきたが、今年は雲ノ平一帯が水少なめで注意するように言われたと言っていた。

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三俣蓮華岳から黒部五郎小屋へ

円山から、ちょっと登り返しで三俣蓮華岳へ。周囲の稜線付近はガスったままで、景色は期待できないため頂上へは寄らず、そのまま黒部五郎小屋へ向かう。

ここからは下り基調の稜線歩き。ガスっているので双六小屋までの暑さに比べるとだいぶ楽。稜線を歩いて、黒部五郎小屋への最後のほうの下りは結構急な下りとなる。数年前にここを雨天時歩いたときはこの最後の下りのところはちょっとした川というか、沢になっていたのが懐かしい。

程なく、黒部五郎小屋到着。

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初日は黒部五郎小屋でテント泊

黒部五郎小屋の敷居をまたげるのは宿泊者だけ

黒羽五郎小屋は宿泊者以外は玄関の敷居を跨げない。テント泊の受付は外に面した売店のところで行う。また水場も玄関脇は宿泊者用で、テント泊や通過者は小屋の裏手の水場を利用する、徹底した宿泊者との分離がされていた。テント泊はちょっと冷たい扱いで寂しい。

まあ、COVID19のせいなんだろうけど、あれ以来テント場が予約制になったり、利用料金値上げになったりで、ホント中国ってろくなことしない、迷惑な国だ。

小屋から更に1,2分ほど離れたところにテント場。砂地に近い地面。今回初めてエアーマットを使用せず、山と道のミニマリストマットだけで寝てみた。地面が砂地のため平らに近かったためだと思うが、特に問題なく眠れた。当日の疲れもあったためと思うが、耳栓をして19時ごろに入眠。22時ごろに一回起きて、耳栓を外してみてそのまま寝てみた。が、ご近所のいびきはよくあることだが、突然「うわぁっ」と大変なことが起きたように叫ぶ声。寝言だと思うが初めてここまで大きいのを聞いた。きっと滑落する夢でも見たのだろう。再び耳栓して次に目覚めたのが目覚ましをかけた3時過ぎ。

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テント泊、小屋泊の必需品、高性能のMOLDEX耳栓

アマゾンで買ったモルデックスの耳栓はすごく音を遮断してくれる優れものでおすすめ。もう他の耳栓を使う気にはならない。あまりに音が聞こえないので、携帯のサウンドアラームすら無意味。バイブレーションにしておかないと目覚ましが機能しないほど。ご近所のいびきや寝言もこれがあればへっちゃらです。

翌日の記録はこちら

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