酷暑の越後駒ヶ岳

登山
小屋裏のテント場で今日の別荘建設
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連日30度超えの天気予報。うんざりします。そこで、避暑目的で、越後駒ケ岳にテント泊へ。

越後駒ヶ岳

越後駒ヶ岳とは

越後駒ヶ岳は、新潟県魚沼市にある、日本百名山の一つ。コシヒカリで有名な魚沼地方のシンボル。近くにある八海山と中ノ岳とともに越後三山と呼ばれる。

標高2,003mで、頂上まで植生あり、紅葉の時期はきれいな姿を楽しむことができる。一方、冬は豪雪地帯にあるため、結構な積雪があり、残雪期はバックカントリースキーを楽しむこともできる。

で、夏はどうなの?

登山口

頂上までの登山口はいくつかある。三山縦走などのルートもあるが、頂上ピークハントとしてはおおむね下記の4つ。

1)枝折峠ルート 
山頂まで7.0km 累積登り 1042m、下り142m。山頂まで明神峠、道行山、小倉山と3つのピークを登り返す。

2)駒の湯ルート
山頂まで6.4km 累積登り 1634m、下り34m。山頂までひたすら登る。小倉山から枝折峠ルートに合流。

3)銀山平ルート(残雪期のルート、石抱橋から)
山頂まで8.3km 累積登り 1277m、下り80m。道行山登山口まで2.4Kmほど林道。そこから道行山、小倉山経由し山頂へ道行山からは枝折峠ルートに合流。

4)十二平ルート
山頂まで7.1km 累積登り 1703m、下り57m。越後三山森林公園駐車場から十二平登山口まではそれほど登らないが、以降は頂上まで急登。

今回は標高差の少ない枝折峠から行ってみた。

枝折峠から駒の小屋へ

枝折峠は雲海スポットで有名です

枝折峠は雲海のビュースポット。秋になると、魚沼市が雲海観光ツアーのためシャトルバスを出すほど。それ以外の時期でも雲海を見るために枝折峠に来る人もいるので、週末早朝の枝折峠駐車場は混雑することが多い。

駐車台数は50台程度。トイレあり。水場はなし。

登山口からは尾根筋の道。越後駒ヶ岳までは、明神峠→道行山→小倉山と登り返しが続く。

小倉山からはほぼ登りになりますが、百草の池からは先は急登。

前駒に登り、そこから岩場を登ると越後駒ヶ岳避難小屋。

避難小屋からは頂上まで危険な場所はなく20分程度で登頂可能な距離。

駒の小屋(越後駒ヶ岳避難小屋)

小屋素泊まり2,000円、テント泊500円と格安(2023年利用時)

水場あり。付近の雪渓から引いた水。雪渓が少なくなると水がぬるくなる。また、雪渓がなくなると、小屋の隣りにある沢に降りて水を確保する。

トイレあり;バイオトイレ。用を足したあとは排泄物をおがくずを混ぜるため、横にある自転車を漕いで便槽内の攪拌棒を回す仕組み。飯豊連峰の小屋にあるのと同じタイプ

宿泊料金 小屋素泊まり 2,000円、テント泊 500円  昨今の北アルプスなどの値上げされた金額を見ると、超良心的。

帰りのパッキングを楽にしてくれる便利な空き缶プレス機あり

小屋の前に鉄板とバールと使った謎の構造物があったが、常連さんが空き缶プレス機と教えてくれて、その後大活躍。(ビールは購入可能ですが、空き缶はお持ち帰りです。)

夏の越後駒ヶ岳は暑かった

さて、避暑はできたのか?

登山口〜駒の小屋までは、滝汗!! 前駒付近では足が攣って下山する人もいた。

駒の小屋・頂上;午前中は晴れていたため、日が当たってジリジリと暑かったようです。

私が登るころには山の上の方はガスが上がって来たため日が差さず、涼しく過ごせました。しかし景色は見えず。

夏山なので、午後にはガスが上がって景色は見えず。それならばと、持参したビールを飲んでまったり過ごしました。(ビールは水場で冷やせますが、水がぬるめだったのでちょい冷えのビール)

越後駒ケ岳山頂

日の出前に出発。ヘッドライトを使って頂上へ。

頂上からは、奥只見湖越しに朝日が見れましたが、朝焼けはわずかに雲が赤くなる程度。

見ているうちに頂上付近にガスが上がって来ましたが、太陽が見えるようになると、八海山方面にブロッケン現象見れました。

下山後、テント撤収し下山。

先日同様、小倉山〜登山道までの登り返しが大変。

夏の越後駒ヶ岳は避暑にならず!
小屋脇の水場は雪渓が少なくなるとぬるくなり、やがて枯れることがあるらしい。枯れても沢に降りれば水確保可能とのこと。

来るなら、シルバーライン開通後の残雪期や紅葉時期がおすすめ。

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